Ska3はC13orf3またはRAMA1とも呼ばれ、RAMA1ファミリーに属する412アミノ酸のタンパク質である。SKA1複合体の構成要素であるSka3は、有糸分裂の間、外側キネトコアと紡錘体微小管に局在する。SKA1複合体は外側キネトコアの微小管結合サブ複合体で、2つのSka1-Ska2ヘテロダイマーからなり、それぞれのヘテロダイマーはSka3ホモダイマーと相互作用する。染色体の分離に重要であり、微小管に沿った微小球の移動を促進するこの複合体の中で、Ska3は微小管刺激によるオリゴマー化のメディエーターとして働く。Ska3をコードする遺伝子は13番染色体にマッピングされている。ヒトDNAのほぼ4%を占める13番染色体には、約1億1,400万塩基対と400の遺伝子が存在する。13番染色体上の主要な癌抑制遺伝子には、乳癌感受性遺伝子であるBRCA2とRB1(網膜芽細胞腫)遺伝子が含まれる。RB1は重要な癌抑制タンパク質をコードしており、これが欠損すると網膜の悪性化を引き起こし、他の様々な癌にも関与している。トゥレット症候群に関連する遺伝子SLITRK1は13番染色体上にある。ほとんどの染色体と同様に、13番染色体の一部または全部のポリソミーは発育に有害であり、生存確率を低下させる。パタウ症候群としても知られる13番トリソミーはかなり致命的で、1年以上生存した数少ない子どもは、永続的な神経学的欠陥、摂食困難、重篤な呼吸器感染症に罹患する。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Ska3 抗体 (E-10) | sc-390910 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
Ska3 (E-10): m-IgG Fc BP-HRP Bundle | sc-540869 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 |