SIEゲルシフトオリゴヌクレオチドは、タンパク質-DNA相互作用の研究を目的とした分子生物学研究の基礎技術であるゲルシフトアッセイで使用するために設計された短いDNA配列である。SIE」とはSis-Inducible Elementの略で、標的遺伝子のプロモーター領域において転写因子Sis(Stat3としても知られる)によって認識されるコンセンサス結合配列のことである。Stat3は、様々なサイトカインや成長因子によって活性化されるシグナル伝達経路のキープレイヤーであり、その活性化は、細胞増殖、分化、免疫応答などのプロセスに関与する遺伝子発現の調節につながる。SIEゲルシフトオリゴヌクレオチドは、さまざまな実験条件下でStat3のSIEモチーフへの結合速度、特異性、親和性を調べるゲルシフトアッセイに利用される。この手法により、研究者はStat3が介在する遺伝子制御の根底にある分子メカニズムを説明することができ、細胞外刺激に対する細胞応答を支配する複雑なシグナル伝達ネットワークについての洞察を得ることができる。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
SIE consensus oligonucleotide | sc-2535 | 500 ng/25 µl | $49.00 | |||
SIE ゲルシフトオリゴヌクレオチド | sc-2535 AC | 15 µg/0.25 ml | $153.00 | |||
SIE mutant oligonucleotide | sc-2536 | 500 ng/25 µl | $49.00 | |||
SIE ゲルシフトオリゴヌクレオチド | sc-2536 AC | 15 µg/0.25 ml | $153.00 |