ヒストンのメチル化は、クロマチン構造と遺伝子発現の制御において極めて重要な役割を果たしている。ヒストンのメチル化はArgまたはLys残基で起こり、ヒストンH3とH4のN末端の特定の位置では、Lysメチル化に絶妙な部位選択性がある。ヒストンH3のLys4にメチル基を転移するヒストンメチルトランスフェラーゼ(HMTase)であるSET7/9は、S-アデノシル-L-メチオニンと複合体を形成する。この複合体には、特異なコンフォメーションのAdoMet分子が結合する結合ポケット、メチル化されていないリジン残基のみがアクセスできる狭い基質特異的チャネル、触媒チロシン残基からなる活性部位がある。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
SET7/9 抗体 (s4E5) | sc-56774 | 100 µg/ml | $316.00 |