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SEB抗体(S222)は、酵素免疫測定法(ELISA)により黄色ブドウ球菌の腸毒素B(SEB)を検出するマウスモノクローナルIgG1抗体です。抗SEB抗体(S222)は、黄色ブドウ球菌による食中毒の研究において重要な役割を果たします。SEB抗体(S222)は、T細胞を活性化し、強力な免疫反応を誘導する能力で知られる強力な細菌性スーパー抗原を標的としています。黄色ブドウ球菌エンテロトキシンBの構造は特に重要であり、その構造を安定化させる独特なジスルフィド結合を持つ単一鎖ポリペプチドで構成されています。この構造的特徴は機能に不可欠であり、黄色ブドウ球菌エンテロトキシンBがT細胞受容体および主要組織適合遺伝子複合体(MHC)クラスII分子に効果的に結合し、多数のT細胞を活性化することを可能にします。その結果、サイトカインストームが起こり、高熱やショックなどの重篤な症状を引き起こすことがあります。そのため、SEB(S222)モノクローナル抗体は、黄色ブドウ球菌エンテロトキシンBの病原性効果と免疫系調節における役割を研究する研究者にとって非常に貴重なツールとなります。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
SEB 抗体 (S222) | sc-52228 | 100 µg/ml | $316.00 |