Salmon Anemia Virus Antibody (16F4) は IgG2a マウスモノクローナル抗体で、Salmon Anemia Virus 由来の Salmon Anemia Virus タンパク質を WB で検出します。Salmon Anemia Virus Antibody (16F4)は、ノンコンジュゲート抗Salmon Anemia Virus抗体としてご利用いただけます。サルモン・アネミア・ウイルス(SAV)は、感染した魚に重度の貧血を引き起こすアトランティックサーモン(Salmo salar)のウイルス性疾患である伝染性サケ貧血(ISA)を引き起こします。感染した魚はエラが青白くなり、水面近くを泳ぎ、空気を飲み込むことがある。肝臓と脾臓も腫れてうっ血し、その後これらの臓器は死に至る。循環系が機能しなくなり、血液が死血球で汚染されることもある。感染した魚にまだ残っている赤血球はしばしば簡単に破裂し、未熟で傷ついた血球の数が急速に増加する。SAVは直径約45~140 nmのエンベロープウイルスで、アトランティックサーモン頭部腎臓(SHK1)細胞株で培養できる。SAVはエンドサイトーシス経路で細胞に感染し、他の多くのエンベロープウイルスと同様、レセプター破壊酵素を含んでいる。ウイルスはインフルエンザウイルスに似ており、感染は感染した魚やその分泌物との接触によって起こる。
試験・研究用以外には使用しないでください。 臨床及び体外診断には使用できません。
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Salmon Anemia Virus抗体(16F4) 参考文献:
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- アトランティックサーモン(Salmo salar L.)の海シラミ蔓延に対するエマメクチン安息香酸塩の有効性:無処置の現代対照がない場合の評価。 | Gustafson, L., et al. 2006. J Fish Dis. 29: 621-7. PMID: 17026671