Date published: 2025-9-13

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PtdIns-(5)-P1 (1,2-dihexanoyl) (sodium salt)

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分子量:
654.5
分子式:
C21H38O16P22Na
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PtdIns-(5)-P1(1,2-ジヘキサノイル)(ナトリウム塩)は、ホスファチジルイノシトール5-リン酸(PtdIns-5-P1)の合成誘導体であり、様々な細胞プロセスの制御に関与する重要なホスホイノシチド種である。この化学的ツールは、細胞生理学および病理学においてPtdIns-5-P1によって媒介される特定の役割およびシグナル伝達機構を解読する研究に広く用いられてきた。PtdIns-5-P1は、細胞内小胞輸送、エンドソームソーティング、細胞骨格動態、細胞シグナル伝達経路など、多様な細胞機能において重要な役割を果たしている。特にエンドリソソーム系における膜輸送過程への関与は、小胞輸送と膜動態の制御におけるその重要性を浮き彫りにしている。さらに、PtdIns-5-P1は、酸化ストレスや栄養欠乏などのストレス刺激に対する細胞応答の調節に関与しており、細胞ストレスシグナル経路への関与が示唆されている。さらに、PtdIns-5-P1が、クロマチン組織化や遺伝子発現などの核内プロセスを制御する役割を果たす可能性が示唆され、古典的な膜関連シグナル伝達以外にも、その機能的レパートリーがさらに広がっている。PtdIns-(5)-P1(1,2-dihexanoyl)(ナトリウム塩)を化学プローブとして使用することにより、研究者はPtdIns-5-P1の特異的機能と下流エフェクターを制御された実験環境下で操作・研究することが可能となり、その生理学的役割と分子作用機序のより深い理解が促進される。


PtdIns-(5)-P1 (1,2-dihexanoyl) (sodium salt) 参考文献

  1. イノシトールリン酸生化学。  |  Majerus, PW. 1992. Annu Rev Biochem. 61: 225-50. PMID: 1323235
  2. ホルモン, 神経伝達物質, およびGタンパク質に連結する他のアゴニストによるホスホイノシチドホスホリパーゼの制御。  |  Exton, JH. 1996. Annu Rev Pharmacol Toxicol. 36: 481-509. PMID: 8725399

注文情報

製品名カタログ #単位価格数量お気に入り

PtdIns-(5)-P1 (1,2-dihexanoyl) (sodium salt), 100 µg

sc-224243
100 µg
$63.00

PtdIns-(5)-P1 (1,2-dihexanoyl) (sodium salt), 500 µg

sc-224243A
500 µg
$285.00