Date published: 2025-9-12

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PtdIns-(1,2-dipalmitoyl) (ammonium salt) (CAS 34290-57-8)

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別名:
DPPI; Phosphatidylinositol C-16; 1-(1,2-dihexadecanoylphosphatidyl)inositol, monoammonium salt
CAS 番号:
34290-57-8
分子量:
828.1
分子式:
C41H78O13P•NH4
試験・研究用以外には使用しないでください。 臨床及び体外診断には使用できません。
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PtdIns-(1,2-dipalmitoyl)(アンモニウム塩)は、グリセロール骨格のsn-1位とsn-2位に2本のパルミトイル脂肪酸鎖が結合したホスファチジルイノシトール誘導体である。この化合物は、細胞膜に存在する天然のホスファチジルイノシトールの構造を反映しているため、ホスホイノシチドの研究において極めて重要である。ホスファチジルイノシトールは、ホスファチジルイノシトール-4,5-二リン酸(PIP2)やホスファチジルイノシトール-3,4,5-三リン酸(PIP3)のようなホスホイノシチド・シグナル伝達分子の合成前駆体として極めて重要な役割を果たしている。これらのシグナル伝達脂質は、細胞の成長、分化、膜輸送などの重要な細胞内プロセスに関与している。研究において、PtdIns-(1,2-dipalmitoyl)は脂質-タンパク質相互作用、特に特定のホスホイノシチド頭部基を認識するPH(plekstrin homology)ドメインが関与する相互作用を調べるために利用されている。さらに、この化合物は、ホスホイノシチドキナーゼとホスファターゼを研究するための基質として機能し、主要なシグナル伝達脂質の合成と分解を制御する制御メカニズムについての知見を提供する。さらに、膜結合酵素複合体の分子構造や、ホスホイノシチドが介在するシグナル伝達カスケードの動態の解明にも役立つ。その合成可能性と明確な構造により、脂質シグナル伝達経路の解明やin vitroでの脂質-タンパク質相互作用の探索のための貴重なツールとなっている。

注文情報

製品名カタログ #単位価格数量お気に入り

PtdIns-(1,2-dipalmitoyl) (ammonium salt), 100 µg

sc-222205
100 µg
$63.00

PtdIns-(1,2-dipalmitoyl) (ammonium salt), 500 µg

sc-222205A
500 µg
$280.00