Date published: 2025-9-12

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Ptd(S)Ins-(3,4)-P2 (1,2-dioctanoyl) (sodium salt)

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分子量:
796.5
分子式:
C25H46Na3O18P3S
試験・研究用以外には使用しないでください。 臨床及び体外診断には使用できません。
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Ptd(S)Ins-(3,4)-P2(1,2-ジオクタノイル)(ナトリウム塩)はホスホイノシチド誘導体であり、細胞シグナル伝達経路、特に細胞成長、増殖、小胞輸送の制御に関わる経路において極めて重要な役割を果たしている。研究によりその作用機序が解明され、Akt、Btk、PDK1などのプレクストリン相同性(PH)ドメインを持つ様々なタンパク質との相互作用が明らかにされている。細胞刺激により、ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ(PI3K)はホスファチジルイノシトール4,5-ビスホスフェート(PtdIns(4,5)P2)をイノシトール環の3位でリン酸化し、PtdIns(3,4,5)P3を生成する。その後、ホスファターゼ&テンシンホモログ(PTEN)がPtdIns(3,4,5)P3を脱リン酸化し、PtdIns(4,5)P2を生成する。しかし、Ptd(S)Ins-(3,4)-P2はこのシグナル伝達カスケードのモジュレーターとして働き、下流のエフェクターのリクルートと活性化に影響を与える。研究において、この化学物質は、細胞骨格ダイナミクス、膜輸送、細胞運動性などの細胞プロセスにおけるホスホイノシチドの複雑な役割を解明するために利用されている。さらに、がん、神経変性疾患、免疫調節異常など、さまざまな疾患に関与するシグナル伝達経路の異常を調べるための貴重なツールとしても役立っている。Ptd(S)Ins-(3,4)-P2シグナルの根底にあるメカニズムを理解することで、研究者たちは、リン酸化イノシチド代謝異常を特徴とする疾患の標的を開発することを目指している。

注文情報

製品名カタログ #単位価格数量お気に入り

Ptd(S)Ins-(3,4)-P2 (1,2-dioctanoyl) (sodium salt), 100 µg

sc-222204
100 µg
$75.00

Ptd(S)Ins-(3,4)-P2 (1,2-dioctanoyl) (sodium salt), 500 µg

sc-222204A
500 µg
$335.00