ペプチドグリカン認識タンパク質-L(PGRP-L)は、576アミノ酸残基からなるパターン認識分子である。PGRPファミリーの中で最も長く、最も広く発現している。PGRP-Lは、ペプチドグリカンを消化するN-アセチルムラミル-L-アラニン-アミダーゼ活性を持つZn2+依存性タンパク質である。PGRP-Lはホモ二量体を形成し、他のPGRPタンパク質と二量体化することがある。PGRP-Lは分泌性の血清タンパク質であるが、ペプチドグリカンやグラム陽性細菌と結合する肝実質細胞では膜貫通タンパク質としても発現している。PGRP-L欠損マウスは、IL-6とTNFαのレベルがわずかに低いが、明らかな表現型異常は示さない。このことは、PGRP-Lが自然免疫機能において小さな役割を果たしている可能性を示唆している。さらに、PGRP-Lは、細胞内パターン認識タンパク質であるNod1の活性化において重要な役割を担っている可能性がある。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
PGRP-L 抗体 (A-5) | sc-166825 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
PGRP-L (A-5): m-IgG2a BP-HRP Bundle | sc-546033 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 |