ホスホグルコムターゼ(PGM)は、ヘキソース-リン酸ムターゼファミリーに属し、グリコーゲンの異化(グリコーゲン分解)およびグリコーゲン合成(糖新生)過程において重要な役割を果たしている。グリコーゲン分解では、PGMはグルコース-1-リン酸(Glc-1-P)をグルコース-6-リン酸(Glc-6-P)に変換し、解糖とペントースリン酸経路を促進する。糖新生時には、PGMは逆にグルコース-6-リン酸をグルコース-1-リン酸に変換し、グリコーゲン合成を促進する。PGMには5つの構造座位がある:PGM 1、PGM 2、PGM 3、PGM 4およびアシクリンである。PGMのこれら5つの遺伝子型はアミノ酸配列が異なるが、同じ反応を触媒するのでアイソザイムであることを示している。PGM 3は542アミノ酸のタンパク質で、肺の組織を除いて、いたるところに発現している。最高レベルの発現は心臓、肝臓、膵臓、胎盤組織で見られる。全てのホスホグルコムターゼはモノマーとして働き、サブユニットあたり1個のマグネシウムイオンと結合する。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
PGM 3 抗体 (EC-13) | sc-100410 | 50 µg/0.5 ml | $316.00 |