ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ-1(PARP-1)は、PARPとも呼ばれ、DNA修復、DNA複製、クロマチン構造の調節、アポトーシスに影響を及ぼす核内DNA結合ジンクフィンガータンパク質である。遺伝毒性ストレスに応答して、PARP-1はNAD(+)からクロマチンを含む多くのアクセプター分子へのADP-リボースユニットの転移を触媒する。PARP-1はDNA鎖の切断を認識し、RNAと複合体化して転写を負に制御することができる。アクチノマイシンDやエトポシド依存的なカスパーゼの誘導は、PARP-1のp89断片への切断を仲介し、細胞質へと移行する。アポトーシス誘導因子(AIF)のミトコンドリアから核への移行はPARP-1依存性であり、PARP-1依存性の細胞死に必要である。PARP-1が欠損すると、染色体融合や異数性の頻度が高くなり、染色体が不安定になることから、ポリ(ADP-リボシル)アチオンがゲノムの完全性の効率的な維持に寄与していることが示唆される。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
PARP1 抗体 (42) | sc-136208 | 50 µg/0.5 ml | $316.00 |