PAPST1 抗体 (3H5) は、ウェスタンブロッティング (WB)、免疫沈降 (IP)、および酵素免疫測定法 (ELISA) により、ヒト由来の PAPST1 タンパク質を検出するマウスモノクローナル IgG2a κ軽鎖抗体です。抗 PAPST1 抗体 (3H5) は非結合型フォーマットでご利用いただけます。PAPST1は、アデノシン3′-ホスホ5′-ホスホ硫酸トランスポーター1またはSLC35B2としても知られており、432個のアミノ酸からなる重要なIII型膜貫通タンパク質です。主にゴルジ装置に存在し、細胞質から3′-ホスホアデノシン5'-ホスホ硫酸(PAPS)の輸送を促進します。この輸送は、プロテオグリカン、糖脂質、および糖タンパク質の硫酸化に不可欠であり、これらは細胞シグナル伝達、構造的完全性、細胞間相互作用の制御など、さまざまな生物学的プロセスに不可欠です。 PAPST1の機能は大腸において特に重要であり、PAPST1の過剰発現はPAPS輸送活性を高め、それによって組織の恒常性を維持するために重要な硫酸化パターンに影響を及ぼします。さらに、モデル生物である線虫(Caenorhabditis elegans)では、PAPST1活性の低下が神経欠損と関連していることが判明しており、神経系の発達とヘパラン硫酸パターンの複雑性におけるPAPST1の役割が強調されています。PAPST1遺伝子の選択的スプライシングにより、3つの異なるアイソフォームが生じ、それぞれが潜在的に多様な生物学的機能に寄与している可能性があります。
Alexa Fluor® はMolecular Probes Inc., OR., USAの商標です。
LI-COR® and Odyssey® はLI-COR Biosciencesの登録商標です。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
PAPST1 抗体 (3H5) | sc-517131 | 100 µg/ml | $316.00 |