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炭疽菌(Bacillus anthracis)はグラム陽性菌で、莢膜形成性と毒素原性を有し、炭疽の原因菌である。炭疽菌は2つの毒素を分泌し、それらは3つのタンパク質、すなわち防御抗原(PA)、致死因子(LF)および浮腫因子(EF)から構成される。PAとLFは動物に突然死を引き起こす致死毒素を構成し、PAとEFからなる浮腫毒素は浮腫を誘発する。浮腫と致死因子は防御抗原を介して標的細胞に内在化される。PAは標的細胞結合タンパク質であり、2つのエフェクター分子であるLFとEFに共通しており、PAによって細胞質に移行されると毒性作用を発揮する。PAは防御免疫を与えるので、炭疽菌に対するワクチンの主要成分である。炭疽菌ワクチンの大量生産には、PAタンパク質の過剰発現が必要である。LFは炭疽の病因において重要な役割を果たしている。さらに、EFとLFはそれぞれアデニル酸シクラーゼ活性とメタロプロテアーゼ活性を発揮する。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
PA 抗体 (BAP0103) | sc-52125 | 100 µg/ml | $316.00 |