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Cdkとして知られるサイクリン依存性キナーゼは、真核生物の細胞周期における遷移を制御している。Cdk5は哺乳類の中枢神経系の適切な発達に必要であり、主に神経細胞で発現している。神経細胞のCdk5は、p35nck5aとp39nck5ai(p39としても知られる)という2つのアクセサリータンパク質によって活性化される。ヒトのp39遺伝子は染色体2q35にマップされ、367アミノ酸のタンパク質をコードしている。p35とp39はともにサイクリンとの類似性が低く、サイクリン依存性キナーゼ活性化タンパク質の別個のファミリーを定義している可能性がある。胎生期のラット脳の発生において、p39の発現パターンはCdk5とp35の発現パターンと逆の関係にあるようで、このことは、これらのタンパク質がラット脳において領域特異的、発生段階特異的な機能を持つ可能性を示唆している。p39は細胞のlamellipodial構造とfillopodial構造、およびニューロンの成長円錐に局在することができる。さらに、p39はアクチンと共局在することから、p39が細胞内のアクチン細胞骨格の動態を制御する役割を担っていることが示唆された。シナプス接合部におけるp39の時間的・空間的発現は、シナプスにおけるp39/cdk5キナーゼの役割の可能性を示している。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
p39 抗体 (D-9) | sc-374030 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
p39 (D-9): m-IgG2a BP-HRP Bundle | sc-546052 | 200 µg Ab; 10 µg BP | $354.00 |