NR2タンパク質は核ホルモン受容体転写因子の大きなファミリーである。このファミリーに属するタンパク質は、DNAとリガンド結合に機能する個別のドメインによって特徴づけられる。NR2E1(核内受容体サブファミリー2、グループE、メンバー1)は、TLXとしても知られ、網膜アストロサイトにおけるシナプス可塑性と樹状突起構造の形成に必須の構成要素である。さらにNR2E1は、ホルモンの転写制御因子であるホルモン応答エレメント(HRE)の一部としてDNAと結合するオーファン受容体である。DNA結合型オーファン受容体は、5'-AAGGTCA-3'という保存配列を持ち、このモチーフが基質結合特異性を決定する。NR2E1は脳組織で発現しており、アストロサイトでの発現量が最も高く、核に局在している。NR2E1をコードする遺伝子の変異は、網膜の厚さの減少を特徴とする疾患である網膜ジストロフィーにつながる可能性がある。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
NR2E1 抗体 (EE-9) | sc-100905 | 100 µg/ml | $333.00 |