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4,4'‐ジニトロカルバニリド(DNC)と2‐ヒドロキシ‐4,6‐ジメチルピリミジン(HDP)の等モル複合体であるニカルバジンは,家禽におけるコクシジウム症の予防治療に用いられるコクシジオスタットである。寄生虫E.acervulina,E.necatrix,E.tenella,P.gallinaceumに感染したニワトリの死亡を防止し,オーシスト産生を抑制することによりその効果を発揮する。ニカルバジンを飼料中0.01~0.04%の濃度で投与すると,ニワトリのコクシジウム症感染を効果的に抑制する。しかし、ニカルバジン100ppmをブロイラーに飼料として投与すると、産卵、体重、色素沈着が減少することがわかっている。ニカルバジンを含む製剤はニワトリにおけるコクシジウム症の予防に広く使用されている。有機分子としてのニカルバジンは、抗コクシジウム薬としての役割で知られており、鳥の健康を保護し、最適な生産を確保するための家禽産業における貴重なツールとなっている。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Nicarbazin, 100 g | sc-250557 | 100 g | $47.00 |