転写制御は、Egr1/NGFI-AのようなDNAに結合した転写因子と、NAB(NGFI-A結合タンパク質のこと)のようなコグレギュレータータンパク質との相互作用によって制御されている。進化的に保存されているNABタンパク質、NAB1とNAB2はEgr1/NGFI-Aのコアプレッサーである。NAB1とNAB2はともに、NGFI-Aとの結合に必要なアミノ末端のNAB-conserved domain 1 (NCB1)と、NABタンパク質のリプレッサー機能を担うカルボキシ末端のNCD2を含んでいる。NAB1がDNAにアクセスするためにはNGFI-Aが必要であり、NAB1が直接的なメカニズムで働く活性型リプレッサーであることを示している。構成的に発現しているNAB1は核にのみ局在しており、細胞分裂、分化、アポトーシスなどのプロセスを制御する役割を担っている可能性がある。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
NAB1 抗体 (2607C2a) | sc-81565 | 100 µg/ml | $333.00 |