参考文献をチェックします (4)
クイックリンク
NB-DGJとして知られるN-(n-ブチル)デオキシガラクトノジリマイシンは、α-gal A(a-D-ガラクトシダーゼ)を強力かつ選択的に阻害する。また、GlcCer合成の選択的阻害剤としても作用する。グルコシルセラミド合成酵素の阻害に加え、N-(n-ブチル)デオキシガラクトノジリマイシンはグルコセレブロシダーゼ(GBA)、β-グルコシダーゼ2(GBA2)、酸性α-グルコシダーゼ、スクラーゼ、マルターゼ、ラクターゼを効果的に標的とする。N-(n-ブチル)デオキシガラクトノジリマイシンは、0.5〜500μMの濃度でHL-60およびWEHI-3B細胞の糖脂質レベルを低下させることにより、糖脂質生合成阻害剤としての有効性を示した。特に、GM1ガングリオシドーシスのGlb1-/-新生児モデルマウスにおいて、N-(n-ブチル)デオキシガラクトノジリマイシンを600mg/kgおよび1,200mg/kgの用量で1日4回、3日間腹腔内投与した場合、脳内ガングリオシドレベルの低下を示した。さらに、マウスでは、N-(n-ブチル)デオキシガラクトノジリマイシンを1~1,200 mg/kg/日で35日間投与すると、精巣のグルコシルセラミドレベルが上昇する。さらに、N-(n-ブチル)デオキシガラクトノジリマイシンは、1日あたり15、25、50mg/kgの用量で、単離したマウスの精巣上体精子の運動性を低下させながら、異常な精子細胞と先体形成を誘導する。同じモデルで観察されたN-(n-ブチル)デオキシガラクトノジリマイシンによる不妊誘発効果は、休薬により回復する。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
N-(n-Butyl)deoxygalactonojirimycin, 5 mg | sc-221974 | 5 mg | $343.00 |