Date published: 2025-9-12

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N-Fmoc-L-cysteine (CAS 135248-89-4)

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CAS 番号:
135248-89-4
純度:
≥96%
分子量:
343.40
分子式:
C18H17NO4S
試験・研究用以外には使用しないでください。 臨床及び体外診断には使用できません。
* Refer to Certificate of Analysis for lot specific data.

クイックリンク

N‐Fmoc‐L‐システインは,医薬およびバイオテクノロジー分野における試薬として重要である。それはペプチド合成の貴重なツールとして働き、保護基とチオール反応性試薬の両方として作用する。この汎用性の高い化合物は、ペプチド、タンパク質、および他の生体分子の合成を促進し、科学研究において広範な応用が見出されている。ペプチド合成における保護基として、N-Fmoc-L-システインは、ペプチドおよびタンパク質の集合の際に特定の機能性を保護する。さらに、チオール反応性試薬として、タンパク質、ペプチドおよび他の生体分子の修飾を可能にする。N-Fmoc-L-システインはチオール反応性であるため、タンパク質やペプチド上のチオール基と反応し、安定なチオエーテル結合を形成する。これらの結合は加水分解に対する抵抗性を提供し、チオール基を酸化やその他の望ましくない反応から保護し、安定性と機能性を確保する。この試薬は、ペプチドホルモンや抗生物質などのペプチドベースの薬物の開発に役立つ。さらに,ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンのようなペプチドベースのワクチンや癌マーカーのようなペプチドベースの診断薬の合成にも役割を果たしている。


N-Fmoc-L-cysteine (CAS 135248-89-4) 参考文献

  1. カルボン酸, アルコール/フェノール, チオアルコール/チオフェノール, アミンの光放出に使用される{7-[ビス(カルボキシメチル)アミノ]クマリン-4-イル}メトキシカルボニル誘導体。  |  Hagen, V., et al. 2008. Chemistry. 14: 1621-7. PMID: 18046693
  2. 質量分析によるタンパク質-タンパク質相互作用検出のためのツールとしてのタンパク質-DNAアレイ。  |  Gogolin, L., et al. 2013. Chembiochem. 14: 92-9. PMID: 23208955
  3. 抗感染活性を有する糖鎖構造の生体触媒合成。  |  Hoyos, P., et al. 2022. Acc Chem Res. 55: 2409-2424. PMID: 35942874

注文情報

製品名カタログ #単位価格数量お気に入り

N-Fmoc-L-cysteine, 500 mg

sc-489912
500 mg
$311.00