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マトリンはソフォラ科の植物に含まれるアルカロイドである。抗腫瘍,抗線維化,抗炎症および抗腫瘍活性を含む種々の効果を有する。グルタミン酸誘導応答と神経誘発興奮性接合電位の両方を抑制する。さらに,ミトコンドリア膜電位の崩壊によりアポトーシスを誘導する。この化合物は選択的KOR (κ‐オピオイド受容体) アゴニストでもある。それはin vitroでLPS誘導脾細胞増殖とマウス腹腔マクロファージからのIL‐1とIL‐6の放出を阻害する。マトリンはin vitroでB型肝炎表面抗原 (HBsAG) および血清抗原 (HBeAG) の産生を低下させ, IC50値はそれぞれ0.75および3.35mg/mLであった。またin vitroでは,マトリンは用量依存的に心臓線維芽細胞のアンジオテンシンII誘発性過形成増殖を阻害する。さらに,マトリンは,0.769~2.758 mg/mlの範囲のIC50でメラノーマ,乳癌および結腸癌細胞の増殖を阻害する。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Matrine, 100 mg | sc-205741 | 100 mg | $242.00 | |||
Matrine, 500 mg | sc-205741A | 500 mg | $544.00 |