マンノース(またはマンナン)結合レクチン(MBL)は、血清マンノース結合タンパク質(MBP)としても知られ、潜在的に病原性のある微生物の表面に結合し、N末端のコラーゲン様ドメインを介して補体の固定化を開始することにより、自然免疫応答のレクチンフォークを開始する。MBLは、Ab非依存的なメカニズムによって、侵入した微生物の中和を直接引き起こすことができるという点で、免疫応答における重要な構成要素である。ヒトでは、3種類のMBL関連セリンプロテアーゼ、MASP-1、MASP-2、MASP-3、およびMASP-2の切断型(sMAPまたはMAP19とも呼ばれるsmall MBL-associated protein)がMBLと複合体を形成し、補体系のレクチン経路を活性化する。活性化されたMASPはその後、補体経路の下流成分を切断し活性化する。MASP-3はMASP-1遺伝子の交互スプライシング産物である。重鎖/A鎖はMASP-1と同じであるが、軽鎖/B鎖は全く異なる。MASP-3はMBLの結合を競合し、MBLに関連したMASP-2の活性化を阻害することにより、MASP-2を阻害する機能を持つと考えられる。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
MASP-3 抗体 (CD450) | sc-80177 | 100 µg/ml | $316.00 |