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抗酸化フラボノイドである塩化マルビジンは, G 2/M期における細胞周期停止を誘導する能力を示す。科学的研究に広く利用されているこの有機化合物は、様々な果物や野菜に含まれる天然色素であるアントシアニンファミリーに属する。実験室でのその応用は,種々の生化学的および生理学的過程に対するアントシアニンの影響の研究を可能にする。さらに,塩化マルビジンは, in vitroでのアントシアニンの抗酸化,抗炎症および抗癌効果の研究に役立っている。さらに,その利用は,心血管系および神経系に対するアントシアニンの効果の探求にまで及んでいる。正確な作用機序はまだ完全には解明されていないが、塩化マルビジンは特定のタンパク質や酵素と相互作用し、一連の連鎖的な生化学的・生理学的反応を開始すると考えられている。特に,それは3', 5'‐環状アデノシン一リン酸 (cAMP) ホスホジエステラーゼ (PDE) およびある種のcGMP特異的PDEの阻害剤として機能する。さらに,塩化マルビジンは抗酸化剤として作用し,フリーラジカルを打ち消し,酸化ストレスを低減する。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Malvidin chloride, 10 mg | sc-205952 | 10 mg | $413.00 |