Ly-6D(リンパ球抗原6D)は、E48抗原としても知られ、扁平上皮癌細胞株および扁平上皮組織に発現する128アミノ酸の糖タンパク質である。Ly-6Dは、シグナルペプチド、2つの理論的リン酸化部位および3つの推定的ミリストイル化部位を含んでいる。頭頸部癌におけるLy-6Dをコードする遺伝子の発現上昇は予後不良と関連しており、Ly-6Dの高発現は細胞遊走の亢進と関連している。Ly-6Dは、頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)の診断と治療のための分子マーカーとして頻繁に用いられている。Ly-6Dは、HNSCC細胞株において、ある種のフコシル化E-セレクチンリガンドと、GDP-L-フコース合成の最終段階に寄与するタンパク質であるプロテインFXの発現レベルを制御している可能性が示唆されている。この所見は、Ly-6DがE-セレクチンを発現する炎症血管壁における腫瘍細胞の接着を制御している可能性を示唆している。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Ly-6D 抗体 (RGRSL 114.8.1) | sc-65885 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
Ly-6D 抗体 (RGRSL 114.8.1) FITC | sc-65885 FITC | 200 µg/ml | $330.00 | |||
Ly-6D 抗体 (RGRSL 114.8.1) PE | sc-65885 PE | 200 µg/ml | $343.00 |