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第3世代選択的エストロゲン受容体モジュレーター (SERM) であるラソフォキシフェン。非ステロイド性でナフタレン由来のラソフォキシフェンはエストロゲン受容体α (ERαESR1) とエストロゲン受容体β (ERβESR2) に高親和性で選択的に結合する。内因性エストラジオールの効果を模倣することにより,それはこれらの受容体を発現する組織において様々なアゴニストおよびアンタゴニスト効果を発揮する。ラソフォキシフェンの作用機序には、骨組織に発現するエストロゲン受容体に対するアゴニスト作用が含まれ、エストロゲンの正の作用を模倣する。それはNF‐κBリガンド (RANKL) /RANK/オステオプロテゲリン系を変化させることにより破骨細胞の産生と寿命を減少させ,骨芽細胞活性を刺激し,カルシウムホメオスタシスに影響する。しかしながら,それは発癌経路におけるエストロゲンシグナル伝達を抑制し,下流遺伝子転写を阻害することによってアンタゴニストとして作用する。さらに、ラソフォキシフェンは、骨に発現するCB2カンナビノイド受容体において逆アゴニストとして作用し、破骨細胞形成および吸収活性を阻害する可能性があることが研究により示唆されている。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Lasofoxifene, 5 mg | sc-211721 | 5 mg | $388.00 | |||
Lasofoxifene, 25 mg | sc-211721A | 25 mg | $1510.00 |