リソソーム関連膜タンパク質(LAMP)は、色素メラニンの生合成に関与するグリコシル化I型膜タンパク質である。LAMP-1(CD107Aとも呼ばれる)とLAMP-2(CD107Bとも呼ばれる)は細胞接着を含む様々な機能に関与しており、腫瘍の浸潤や転移の過程に関与していると考えられている。新たに合成されたLAMP-1およびLAMP-2タンパク質は、トランスゴルジ網で選別され、マンノース-6リン酸レセプターに用いられるクラスリン被覆小胞とは異なる経路で細胞内に輸送される。LAMP-1はトロンビン活性化血小板の表面に発現しているが、静止血小板には発現しておらず、これらの細胞の接着性、プロトロンビン性に関与していると考えられている。LAMP-1とLAMP-2はともにリソソームの酸性度を維持し、自己消化からリソソーム膜を保護することに関与しており、リソソーム貯蔵障害の患者では発現が増加している。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
LAMP-2 抗体 (5K54) | sc-71490 | 200 µg/ml | $316.00 |