Date published: 2025-9-6

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L-α-Phosphatidyl-D-myo-inositol 3,4-diphosphate, dioctanoyl

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分子量:
746.57
分子式:
C25H49O19P3
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L-α-ホスファチジル-D-ミオ-イノシトール3,4-ジリン酸ジオクタノイルは、2本のオクタン酸鎖でエステル化されたグリセロール骨格と、3位と4位でリン酸化されたミオ-イノシトール骨格を特徴とするユニークな構造成分を持つ合成リン脂質である。この構成により、この分子には特異的な物理的・化学的特性が付与され、非医学分野の詳細な研究に特に適している。比較的短いオクタン酸鎖は、溶解性の向上と明確な膜形成能を付与し、脂質二重膜やミセル系の研究を可能にする。イノシトール環上の二重のリン酸基は高い負電荷密度を導入し、脂質集合体内の静電的相互作用や、それらが膜の構造や動態に及ぼす影響を調べる上で極めて重要である。このリン脂質は、シグナル伝達や膜輸送などの細胞内プロセスの基礎となるホスホイノシチドに富んだ膜の挙動をモデル化し理解するための生物物理学的研究に広く用いられている。このような研究は、材料科学やナノテクノロジーの分野、特に脂質ベースの送達システムの開発や生体模倣膜の作製に大きく貢献し、非生物学的応用における技術革新を推進する基礎的洞察を提供している。


L-α-Phosphatidyl-D-myo-inositol 3,4-diphosphate, dioctanoyl 参考文献

  1. ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ脂質産物は, 酸化ストレスや浸透圧ストレスによって蓄積し, 異なる細胞応答を引き起こす。  |  Van der Kaay, J., et al. 1999. J Biol Chem. 274: 35963-8. PMID: 10585485
  2. ホスファチジルイノシトール-3,4-ビスリン酸によるAkt癌原遺伝子産物の直接制御。  |  Franke, TF., et al. 1997. Science. 275: 665-8. PMID: 9005852

注文情報

製品名カタログ #単位価格数量お気に入り

L-α-Phosphatidyl-D-myo-inositol 3,4-diphosphate, dioctanoyl, 100 µg

sc-300869
100 µg
$535.00