IL-12A p35 抗体 (C18.2) は、ラットモノクローナルIgG2a抗体で、フローサイトメトリー(FCM)によるマウスおよびラットサンプル中のインターロイキン-12A p35を検出します。IL-12A p35は、ヘテロ二量体サイトカインであるインターロイキン-12の重要なサブユニットであり、Tヘルパー細胞の分化を促進し、T細胞およびナチュラルキラー(NK)細胞からのインターフェロン-γ(IFN-γ)の産生を高めることで、免疫反応において重要な役割を果たします。 貪食細胞やB細胞を含むさまざまな抗原提示細胞がこのサイトカインを分泌し、抗ウイルス免疫の媒介に不可欠です。IL-12A p35の重要性は、シグナル伝達分子としての役割にとどまらず、エプスタイン・バーウイルス(EBV)やサイトメガロウイルス(CMV)などによる感染に対する免疫反応に影響を与える能力にも及びます。IL-12A p35サブユニットは、IL-12受容体を介したシグナル伝達を担う生物学的活性成分として機能し、抗IL-12A p35抗体(C18.2)は、免疫メカニズムやサイトカインのシグナル伝達経路を研究する研究者にとって非常に貴重なツールとなります。
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IL-12A p35 参考文献:
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- 哺乳動物およびバキュロウイルス発現系におけるp35、p40および一本鎖IL-12の発現による生物学的に活性なウマインターロイキン12の産生。 | McMonagle, EL., et al. 2001. Equine Vet J. 33: 693-8. PMID: 11770992
- 無煙タバコエキスによるIL-12 p35およびp40プロモーター活性の調節は, IRF転写因子ではなくNF-κBの活性化に関連している。 | Petro, TM. 2003. Int Immunopharmacol. 3: 735-45. PMID: 12757742
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- IL-12 p35およびIL-23 p19 mRNAの高発現は、卵巣癌の優れた転帰と関連する。 | Wolf, AM., et al. 2010. Gynecol Oncol. 118: 244-50. PMID: 20603238
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