腸アルカリホスファターゼ遺伝子(ALPI)は、消化性ブラシボーダー酵素であるIAP(ALPとも呼ばれる)をコードしており、小腸上皮細胞分化の過程で高度に発現が上昇する。脂肪の吸収を制限する機能を持つ腸細胞の分化マーカーであるIAPは、カイロミクロンの細胞内輸送とカイロミクロン形成に関与している。高pHでは、IAPはタンパク質およびDNAとRNAの5'末端からリン酸基を除去する。ほとんどの哺乳動物には、胎盤、胎盤様、腸、非組織特異的の4種類のIAPアイソザイムがある。非組織特異的アイソザイムは肝臓、腎臓、骨に存在する。IAPの濃度が特に高い組織は、肝臓、胆管、胎盤、骨などである。損傷または病変のある組織は血液中に酵素を放出するため、骨疾患や肝疾患を含む多くの疾患で血清IAP測定値に異常が生じる可能性がある。血清IAP値はABO血液型によって異なり、脂肪酸代謝はABO血液型によって変化する可能性がある。腸管アルカリホスファターゼは血液型OまたはBのヒトにより多くみられる。
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製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
IAP 抗体 (AP1B9) | sc-53335 | 200 µg/ml | $316.00 |