ヘキソキナーゼはMg-ATPをリン酸供与体として利用し、細胞内グルコース代謝の第一段階であるグルコースからグルコース-6-リン酸への変換を触媒する。ヘキソキナーゼI(HXK I)、ヘキソキナーゼII(HXK II)、ヘキソキナーゼIII(HXK III)、ヘキソキナーゼIV(HXK IV、グルコキナーゼまたはGCKとも呼ばれる)の4つのアイソザイムが同定されている。ヘキソキナーゼI-IIIはそれぞれN末端に疎水性アミノ酸のクラスターを持つ。グルコキナーゼはN末端の疎水性クラスターを欠く。疎水性クラスターは膜結合に必要であると考えられている。このことは、グルコキナーゼが他のヘキソキナーゼよりもグルコースに対する親和性が低いという知見によって立証されている。HXK Iは、脳、腎臓、心臓組織および肝細胞株で発現していることが示されている。HXK IIは脂肪組織と骨格組織によるグルコースの取り込みと利用に関与している。ヘキソキナーゼの中では、HXK IIIが最もグルコースに対する親和性が高い。グルコキナーゼは膵β細胞に発現し、グルコースセンサーとして機能し、インスリン分泌の「セットポイント」を決定する。
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製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
HXK III 抗体 (4F5) | sc-81664 | 100 µg/ml | $316.00 |