HSV-1 gG Envelope Protein Antibody (7F5) は、単純ヘルペスウイルス 1 由来の HSV-1 gG Envelope Protein を WB および IF で検出する IgG2a マウスモノクローナル HSV-1 gG Envelope Protein 抗体(HSV-1 gG Envelope Protein 抗体とも呼ばれる)である。HSV-1 gG Envelope Protein Antibody (7F5)はノンコンジュゲート抗 HSV-1 gG Envelope Protein 抗体として入手可能です。単純ヘルペスウイルスの2つの血清型、1型HSV-1(口腔)と2型HSV-2(性器)は、感覚神経節内で生涯潜伏感染を確立することができる。HSV-1は通常、耳の近くにある神経細胞の集まりである三叉神経節に潜伏する。そこから下唇や顔面に再発する傾向がある。HSV-2は通常、背骨の付け根にある仙骨神経節に潜伏する。そこから生殖器領域に再発する。症状がないときは、HSVは神経細胞の体内で休眠している。しかし大発生時には、皮膚近くの軸索内で複製される。発症が治まると、ウイルスは神経に沿って退縮し、神経体内だけに留まる。神経体内でウイルスが休眠することが、治療の難しさにつながっている。現在、HSVに対する治療法やワクチンは知られていない。HSVのエンベロープはウイルスゲノムに由来する糖タンパク質から構成されている。エンベロープは宿主細胞膜の一部に由来する。エンベロープ蛋白質は膜状のウイルスエンベロープに埋め込まれており、宿主細胞のレセプター部位と同定・結合することにより宿主細胞の認識を可能にしている。糖タンパク質G(HSV-1/2 gGエンベロープタンパク質)は、極性細胞の頂膜表面からのウイルス侵入に寄与している可能性がある。
試験・研究用以外には使用しないでください。 臨床及び体外診断には使用できません。
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HSV-1 gG Envelope Protein抗体(7F5) 参考文献:
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