Date published: 2025-9-8

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Hepta-O-acetyl-β-lactosyl azide (CAS 30854-62-7)

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CAS 番号:
30854-62-7
分子量:
661.57
分子式:
C26H35N3O17
試験・研究用以外には使用しないでください。 臨床及び体外診断には使用できません。
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ヘプタ-O-アセチル-β-ラクトシルアジドは、アセチル化によりグリコシルアジドを生成するラクトースの誘導体である。研究においては、この化合物は主に糖質化学に応用され、グリコシル化反応における重要な中間体として機能する。このアジド官能性は、クリックケミストリー、特にアルキン類とのハウステン環化付加反応によって、様々な分子足場への効率的な結合を可能にし、安定なトリアゾール結合の形成を可能にする。この特性は、糖鎖の構造多様性や生物学的認識過程における役割の研究に関連する糖鎖複合体やグリコシル化化合物の創製に有用なツールとなる。ヘプタ-O-アセチル-β-ラクトシルアジドは、生物学的に重要な糖鎖を模倣した糖タンパク質、糖脂質、オリゴ糖の合成に用いられてきた。これらの合成構築物は、糖鎖-タンパク質相互作用、細胞認識、および病原性結合のメカニズムに関する洞察を提供する。さらに、この化合物は、化学的タグ付けによるオリゴ糖の構造解析や、糖鎖ベースのワクチンや診断ツールの開発におけるビルディングブロックとして有用である。その強固な化学反応性とグリコシル化経路に対する親和性は、生化学研究における糖質化学の複雑さを解明するための貴重なリソースとなる。


Hepta-O-acetyl-β-lactosyl azide (CAS 30854-62-7) 参考文献

  1. トリアゾール結合型グリコシルアミノ酸およびペプチドの簡便合成。  |  Kuijpers, BH., et al. 2004. Org Lett. 6: 3123-6. PMID: 15330603
  2. 一連の二糖類トリアゾール誘導体の合成とゲル化特性。  |  Okafor, IS. and Wang, G. 2017. Carbohydr Res. 451: 81-94. PMID: 28987928
  3. 相間移動触媒反応によるバニリンラクトシドの位置選択的3'-O-硫酸化によるガレクチン阻害剤の合成。  |  Belkhadem, K., et al. 2020. Molecules. 26: PMID: 33383774

注文情報

製品名カタログ #単位価格数量お気に入り

Hepta-O-acetyl-β-lactosyl azide, 100 mg

sc-300790
100 mg
$630.00