鶏卵リゾチームは、リゾチームC(ニワトリ型)としても知られ、グリコシルヒドロラーゼ22ファミリーに属する。リゾチームは1,4-β-N-アセチルムラミダーゼであり、細菌のペプチドグリカン中のN-アセチルムラミン酸とN-アセチルグルコサミンのグリコシド結合を切断する役割を担っている。このファミリーは多くの動植物に存在し、もともとは主に細菌分解性の防御剤として機能すると考えられていた。このファミリーの機能には、哺乳類の細胞膜の監視、特定のウイルスの不活性化、単球の増殖および抗腫瘍機能の刺激、ならびに多形核白血球およびマクロファージの貪食活性の増強も含まれる。鶏卵リゾチームは、様々な食品の保存料や医薬品の成分として一般的に使用されている。酵素的殺菌活性に加え、鶏卵リゾチームには非酵素的殺菌ドメインも含まれている。
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Hen Egg Lysozyme抗体(A00004.01) 参考文献:
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