GLP-2 Antibody (006-02) は IgG1 マウスモノクローナル GLP-2 抗体(GLP2 抗体、GCG 抗体、Glucagon-like peptide 2 抗体とも呼ばれる)で、ELISA 法によりヒト由来の GLP-2 タンパク質を検出します。GLP-2 Antibody (006-02) はノンコンジュゲート抗 GLP-2 抗体としてご利用いただけます。グルカゴンは膵臓のホルモンの一種で、インスリンと拮抗し、グリコーゲンのグルコースへの変換を促し、血糖値を上昇させます。グルカゴン様ペプチド-1 (GLP-1)、グルカゴン様ペプチド-2 (GLP-2)、VIP (vasoactive intestinal peptide)、PACAP (pituitary adenylate cyclase activating polypeptide) はグルカゴンファミリーのホルモンです。GLP-1は中枢神経系の伝達物質として機能し、摂食・飲水行動を抑制するのに対し、GLP-2は腸管上皮の成長を刺激する。VIPは血管拡張を引き起こし、血圧を低下させる。PACAPは視床下部に多く存在し、成長ホルモンを含むいくつかのホルモンの合成を増加させることが示されている。
試験・研究用以外には使用しないでください。 臨床及び体外診断には使用できません。
Alexa Fluor® はMolecular Probes Inc., OR., USAの商標です。
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GLP-2抗体(006-02) 参考文献:
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- 血管作動性腸管ペプチド(VIP)は, in vitroでVIP-1受容体を持つヒト膵臓腺がん由来細胞の増殖を刺激する。 | Jiang, S., et al. 1997. Cancer Res. 57: 1475-80. PMID: 9108448
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- 下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)38とPACAP27は, 共通かつ異なる細胞内シグナル伝達経路を活性化し, ブタ体性筋からの成長ホルモン分泌を刺激する。 | Martínez-Fuentes, AJ., et al. 1998. Endocrinology. 139: 5116-24. PMID: 9832451