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フサリン酸は,ドパミンからノルエピネフリンへの変換に関与する酵素であるDBH (ドパミンβ-ヒドロキシラーゼ) の低分子阻害剤である。報告によると、フサリン酸に暴露すると、脳内のノルエピネフリン濃度が低下する一方、ドーパミン濃度がわずかに上昇する。セロトニン濃度はドーパミンとノルアドレナリンのそれぞれの濃度の影響を受け,セロトニン濃度のわずかな増加もフサリン酸活性と相関した。フサリン酸はドーパミンおよびノルエピネフリンのシナプトソーム取り込みを阻害することも観察された。天然に存在する有機化合物であるフサリン酸は, Aspergillus, FusariumおよびPenicilliumのような種々の真菌種に存在する。この化合物は、真菌細胞壁の重要な構成成分であるキチンを分解する酵素であるキチナーゼに対して顕著な阻害特性を示す。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Fusaric acid, 50 mg | sc-202616 | 50 mg | $44.00 | |||
Fusaric acid, 250 mg | sc-202616A | 250 mg | $107.00 | |||
Fusaric acid, 1 g | sc-202616B | 1 g | $301.00 |