Date published: 2025-9-6

001 800-1338-3838

SCBT Portrait Logo
Seach Input

FTY720 (R)-Phosphate (CAS 402616-23-3)

0.0(0)
レビューを書く質問する

アプリケーション:
FTY720 (R)-Phosphateは免疫調整剤であり、リンパ球遊走の阻害剤であるとともに、S1Pアゴニストでもあります。
CAS 番号:
402616-23-3
純度:
≥98%
分子量:
387.5
分子式:
C19H34NO5P
試験・研究用以外には使用しないでください。 臨床及び体外診断には使用できません。
* Refer to Certificate of Analysis for lot specific data.

クイックリンク

FTY720 (R)-リン酸塩はスフィンゴシン1リン酸受容体モジュレーターであり、機能的アンタゴニストとして作用する。スフィンゴシン1-リン酸受容体であるS1P1、S1P3、S1P4、S1P5に結合し、それらの内在化と分解を導くことにより機能する。その結果、細胞表面上のこれらの受容体がダウンレギュレーションされ、内因性スフィンゴシン1リン酸の結合とそれに続くシグナル伝達が妨げられる。これらの受容体の活性を調節することにより、FTY720 (R)-リン酸は、細胞の移動、増殖、生存を含む様々な細胞プロセスに影響を及ぼす可能性がある。その作用機序は、リンパ球のリンパ系器官からの脱出を阻害し、免疫抑制をもたらす。また、細胞内カルシウムレベルの調節とアポトーシス促進経路の活性化を伴うメカニズムにより、特定の癌細胞株においてアポトーシスを誘導する可能性がある。FTY720 (R)-リン酸は、スフィンゴシン1-リン酸受容体との相互作用を通じて、細胞応答と免疫機能を調節する役割を果たす。


FTY720 (R)-Phosphate (CAS 402616-23-3) 参考文献

  1. FTY720:リンパ球の移動が変化すると移植片が保護される。  |  Brinkmann, V., et al. 2001. Transplantation. 72: 764-9. PMID: 11571432
  2. FTY720はサイクリンD3とp57(KIP2)の制御を介してdb/dbマウスのin vivoでのβ細胞再生を刺激することにより高血糖を正常化する。  |  Zhao, Z., et al. 2012. J Biol Chem. 287: 5562-73. PMID: 22194608
  3. フィンゴリモドとS1P1アゴニストのin silicoドッキング研究。  |  Marciniak, A., et al. 2020. Front Pharmacol. 11: 247. PMID: 32210822
  4. スフィノゴシン-1-リン酸受容体アゴニストであるフィンゴリモド(FTY720)は, 脈絡膜内皮の血管新生促進作用と脈絡膜新生血管形成を抑制する。  |  Sorenson, CM., et al. 2022. Cells. 11: PMID: 35326420

注文情報

製品名カタログ #単位価格数量お気に入り

FTY720 (R)-Phosphate, 500 µg

sc-221638
500 µg
$75.00

FTY720 (R)-Phosphate, 1 mg

sc-221638A
1 mg
$190.00