FOXJ2(フォークヘッドボックスタンパク質J2)は、ヒト遺伝子FOXJ2によってコードされる574アミノ酸のタンパク質である。FOXJ2はフォークヘッドファミリーに属する新規のフォークヘッド因子で、二重のDNA結合特異性を持つ。HNF3/フォークヘッドファミリーには、構造的に関連するDNA結合ドメインを共有する多数の転写因子が含まれる。フォークヘッド因子は、発生期と成体期の両方で重要な役割を果たすことが知られている。精巣では、FOXJ2は分裂期精母細胞から円形精母細胞まで発現しているが、精原細胞では発現していない。生殖細胞系列に加えて、精巣のセルトリ細胞だけがFOXJ2の発現を示した。卵巣では、卵胞の顆粒膜細胞のみがこの因子を発現している。成熟精子も卵子もFOXJ2を発現していない。しかし、胚盤胞の外胚葉(TE)と内細胞塊(ICM)細胞層はともにFOXJ2を発現している。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
FOXJ2 抗体 (11K1) | sc-134341 | 100 µg/ml | $333.00 |