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関連項目
マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)とその受容体であるc-Fmsは造血細胞の生存と増殖に関与しているが、成熟血液細胞への分化につながるシグナル伝達事象についてはほとんど知られていない。Fmsと相互作用するタンパク質であるFMIPは、M-CSFによって活性化されたFms分子に一過性に結合する。この結合により、FMIPはFms結合ドメイン内で急速にリン酸化され、FmsとFMIPは解離する。FMIPの内因性レベルは、二ポテンシャル前駆細胞がマクロファージと顆粒球のどちらに分化するかを決定する閾値を形成しているのかもしれない。骨髄系前駆細胞は低レベルの内因性FMIPを発現しており、M-CSF特異的シグナルを受けるとマクロファージに分化する。FMIPの過剰発現はFmsを飽和させる可能性があり、その結果FMIPの細胞質発現が優勢になり、顆粒球への分化が促進される。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
FMIP 抗体 (E-3) | sc-514192 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
FMIP (E-3) 中和ペプチド | sc-514192 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |