クイックリンク
臭化ドデシルトリメチルアンモニウムは,コロイドおよび界面科学などの研究分野で広く使用されているカチオン界面活性剤である。水溶液中でミセルを形成するその能力は,多くの生物学的および工業的システムの挙動に関連する界面活性剤凝集体の物理化学的性質を研究するための貴重なツールとなる。膜模倣の研究では,界面活性剤と脂質二重層間の相互作用を理解するために,ドデシルトリメチルアンモニウムブロミドがモデル細胞膜の形成にしばしば用いられる。さらに、ナノ粒子の合成に使用され、粒子サイズを制御し、凝集を防止する安定化剤として作用する。研究者らはまた、この化合物の抗菌特性を調査し、細菌膜の破壊におけるその有効性と、この活性の背後にある潜在的なメカニズムを検討している。さらに、ドデシルトリメチルアンモニウムブロミドは有機合成における相転移触媒として機能し、反応物をある相から別の相に移動させ、そこで反応が起こる。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Dodecyltrimethylammonium bromide, 25 g | sc-239839 | 25 g | $54.00 |