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哺乳類のストレスに対する反応には、視床下部-下垂体-副腎軸が無傷であることが必要である。この反応の近位部では、視床下部の室傍核からコルチコトロピン放出ホルモン(CRH)が分泌される。CRHは、191アミノ酸のプレプロホルモンから酵素的に切断された41アミノ酸のペプチドである。CRHは視床下部だけでなく、Tリンパ球などの末梢組織でも産生され、ヒト胎盤では高発現している。グルココルチコイドはヒト胎盤の初代培養において胎盤CRHの合成と分泌を刺激する。この刺激は、グルココルチコイドが視床下部におけるCRHの発現を抑制するのとは対照的である。CRHをコードする遺伝子はヒト染色体8q13にマップされ、ヒト血漿中にはCRHを不活性化するCRH-BP(CRF-BPとも呼ばれる)というCRH結合タンパク質が存在し、妊娠中の不適切な下垂体-副腎刺激を防ぐと考えられている。CRF-BPをコードする遺伝子はヒト染色体5q11.2-q13.3にマップされている。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
CRF-BP 抗体 (G-2) | sc-365427 | 200 µg/ml | $316.00 | |||
CRF-BP (G-2) 中和ペプチド | sc-365427 P | 100 µg/0.5 ml | $68.00 |