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クロロゲン酸はカフェ酸(sc-200499)の類似体で、抗酸化作用、鎮痛作用、解熱作用、化学予防作用を示す。クロロゲン酸はBcr-Abl(Bcrとc-Ablの融合タンパク質)チロシンキナーゼを阻害し、MAPキナーゼp38依存性アポトーシスを誘発する。クロロゲン酸はin vitroでA549ヒト癌細胞の増殖を阻害することが証明されている。クロロゲン酸は用量依存的に12-O-テトラデカノイルホルボール-13-アセテート(TPA)誘発JB6 P+細胞の腫瘍性形質転換を抑制した。JB6 P+細胞をクロロゲン酸で前処理すると、UVBまたはTPA誘導性のAP-1およびNF-κBのトランス活性化が阻害され、低用量では、クロロゲン酸はc-Jun NH2末端キナーゼ、MAPKキナーゼ4、p38キナーゼのリン酸化を減少させた。同じ研究で、クロロゲン酸はGSTとNAD(P)Hの活性も増加させた。IL-1に誘導されたHUVEC細胞において、クロロゲン酸は用量依存的にIL-1β誘導性の内皮細胞セレクチン、VCAM-1、ICAM-1のmRNA発現、活性酸素の産生を抑制し、IL-1β誘導性のNF-κBサブユニットp50とp65の核内転位を減弱またはブロックし、その結果、転写的にCAMを減弱させた。これらの作用に加えて、クロロゲン酸は用量反応的に、IL-1ベータで処理したHUVEC細胞へのヒト単球細胞の接着を顕著に減少させることが観察された。また、クロロゲン酸はin vitroでDNAのメチル化を阻害することも確認されている。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Chlorogenic Acid, 500 mg | sc-204683 | 500 mg | $46.00 | |||
Chlorogenic Acid, 1 g | sc-204683A | 1 g | $68.00 |