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セフォジジムナトリウムは第三世代のセファロスポリン系抗生物質で、β-ラクタマーゼ酵素に対する活性スペクトルと安定性の向上が注目されている。構造的には、抗菌活性に不可欠なβ-ラクタム環と、薬理学的特性を高めるチアゾール環から構成されている。セフォジジムナトリウムは、セファロスポリン系抗菌薬に特徴的なよく知られたメカニズムで作用する。すなわち、細菌の細胞壁に存在するペニシリン結合タンパク質(PBP)に結合し、細胞壁の合成を阻害する。その結果、欠陥のある細胞壁が形成され、最終的に細菌の細胞溶解と死滅を引き起こす。研究面では、セフォジジムナトリウムは、グラム陽性およびグラム陰性細菌、特に前世代のセファロスポリン系抗菌薬に耐性を持つ細菌に対する殺菌効果を研究するために使用されることが多い。研究者はまた、セフォジジムの薬物動態学と薬力学を研究し、セフォジジム特有の化学的特性が生体系における吸収、分布、代謝、排泄にどのような影響を及ぼすかを理解している。さらに、セフォジジムナトリウムは、新規抗菌性化合物の有効性と安全性を検討する研究において、比較薬としての役割を果たし、新規抗生物質を評価する際の基準となる。このような研究におけるセフォジジムナトリウムの役割は、抗生物質戦略の継続的な開発や耐性メカニズムの理解に役立ち、抗菌薬研究の幅広い分野に貢献している。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Cefodizime sodium, 1.5 g | sc-278819 | 1.5 g | $400.00 |