T細胞と抗原提示細胞(APC)の界面におけるタンパク質認識は、T細胞の活性化における重要な因子である。MHCクラスII分子(MHC-II)は、CD4+ T細胞への抗原提示に関与するヘテロ二量体タンパク質である。ヒトCDw78は成熟および未熟B細胞に見られる細胞表面分子であり、リソソーム抗原処理コンパートメントへの輸送によって得られるペプチドと結合したMHC-IIのコンフォメーションを規定している可能性がある。CDw78の発現にはMHC-IIとそのシャペロン鎖の共発現が必要である。CDw78を認識する抗体は、シグナル伝達や抗原提示特性において非常に重要なMHC-IIの凝集分画を標的とする上で、有用な研究ツールとなる可能性がある。CDw78は一部の急性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、および少数の急性非リンパ球性白血病で発現している。
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CDw78抗体(1588) 参考文献:
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