細胞周期の進行は、サイクリンタンパク質とサイクリン依存性キナーゼ(Cdk)のファミリーによって部分的に制御されている。Cdkタンパク質はサイクリンと協調して働き、細胞周期進行の各段階に関与する主要な基質をリン酸化する。もう一つのタンパク質ファミリーであるCdk阻害剤もまた、サイクリン-Cdk複合体に結合してその活性を調節することにより、細胞周期を制御する役割を果たしている。Cdk2-Cdk8、PCTAIRE-1-PCTAIRE-3、PITALRE、PITSLREなど、いくつかのCdkタンパク質が同定されている。Cdk4はD型サイクリンと複合体を形成し、細胞周期のG1期における細胞増殖を制御していると考えられている。このD型サイクリンとの結合はCdk4活性をアップレギュレートし、一方、Cdk阻害剤p16との結合はCdk4活性をダウンレギュレートする。Cdk4-サイクリン複合体の活性化には、Cdk活性化タンパク質(CAK)によって触媒されるCdk4のスレオニル1残基上のリン酸化が必要である。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Cdk4 抗体 (97) | sc-136241 | 50 µg/0.5 ml | $316.00 |