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ピリジニルイミダゾールは、しばしばCSAIDと呼ばれ、ヒト単球のサイトカイン合成を抑制し、エイコサノイド産生を阻害する抗炎症化合物の一種である(1)。ピリジニルイミダゾールの中でもSB203580は、その特異性の高さから、炎症性サイトカインや環境ストレスによって活性化されるチロシンキナーゼであるp38 MAPKの阻害によく用いられている(2)。CAY10571はSB203580の類似体であり、ヒト単球系細胞株THP(1)におけるIL-1産生を0.20μMのIC50値で阻害し(2)、p38と相同性の高いセリン/スレオニンキナーゼであるCSAID結合タンパク質と結合し、そのキナーゼ活性を0.03μMのIC50値で阻害する(3,4)。この物質はまた、RBL-1細胞の5-リポキシゲナーゼ産生を24μMのIC50値で阻害する(3)。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
CAY10571, 5 mg | sc-223869 | 5 mg | $56.00 | |||
CAY10571, 10 mg | sc-223869A | 10 mg | $140.00 |