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α-2M抗体(2D9)はマウスモノクローナルIgG1抗体で、ウェスタンブロッティング(WB)、免疫沈降(IP)、免疫蛍光(IF)、免疫組織化学など様々なアプリケーションによりヒトサンプル中のα-2-マクログロブリンを検出する。 α-2-マクログロブリン(α-2M)は、ジスルフィド結合により結合した4つの同一サブユニットからなるホモ四量体血清タンパク質で、二量体を形成する。α-2Mはサイトカイン、特に形質転換成長因子β(TGFβ)のキャリアータンパク質として働くことにより、炎症反応の制御に重要な役割を果たしている。α-2Mはインターロイキン-6(IL-6)のようなサイトカインと結合し隔離することにより、リンパ球や肝細胞のような免疫細胞近傍での濃度を高め、炎症カスケードを増幅する。さらに、α-2Mは神経変性疾患にも関与しており、α-2M遺伝子の変異はアルツハイマー病のリスク上昇に関連している。この関連は、アルツハイマー病患者の脳に蓄積するプラークの主要成分であるアミロイドβのクリアランスを仲介するα-2Mの役割を強調している。炎症と神経保護における多面的な役割を持つα-2Mは、免疫学と神経生物学の両方の研究にとって重要なタンパク質であり、抗α-2M抗体(2D9)はこれらの重要な経路を研究する科学者にとって不可欠なツールである。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
α-2M 抗体 (2D9) | sc-69750 | 100 µl | $316.00 |