AKAP 9 抗体 (7E12) は、ウェスタンブロッティング (WB)、免疫沈降 (IP)、免疫蛍光 (IF)、および酵素免疫測定法 (ELISA) により、ヒト由来の AKAP 9 タンパク質を検出するマウスモノクローナル IgG2a κ軽鎖抗体です。AKAP 9 抗体 (7E12) は非標識フォーマットでもご利用いただけます。AKAP 9タンパク質は、AKAP 450としても知られ、3,911個のアミノ酸から構成される大型の足場タンパク質であり、細胞内のシグナル伝達経路の空間的構成において重要な役割を果たしています。 AKAP 9は、細胞周期を通じて主に中心体およびゴルジ装置に局在し、プロテインキナーゼA(PKA)シグナル伝達の特異性を維持するために不可欠です。PKAのコンパートメント化は機能に不可欠であり、細胞内の異なる場所で基質の正確なリン酸化を可能にし、それによってさまざまな細胞プロセスに影響を与えます。AKAP 9は、PKAやその他のシグナル伝達分子を固定し、相互作用を促進し、適切な細胞コンテクストでのみシグナルカスケードが活性化されるようにすることで、この役割を果たします。AKAP 9は選択的スプライシングを受け、AKAP 350やYotiaoを含む複数のアイソフォームが生成されます。Yotiaoは主に膵臓と骨格筋で発現します。YotiaoアイソフォームのユニークなC末端には、AKAP9には存在しない12アミノ酸の付加配列があり、NMDA受容体のNR1サブユニットと相互作用し、シナプスにおける受容体の活性をcAMP依存的に調節します。この相互作用は、脳の発達とシナプスの可塑性にとって重要であり、細胞シグナル伝達と神経機能におけるAKAP9の重要性を強調しています。
Alexa Fluor® はMolecular Probes Inc., OR., USAの商標です。
LI-COR® and Odyssey® はLI-COR Biosciencesの登録商標です。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
AKAP 9 抗体 (7E12) | sc-517030 | 100 µg/ml | $316.00 |