アデノウイルス7型C11抗体(1-N-14)は、アデノウイルス7型由来のアデノウイルス7型C11をウェスタンブロッティング(WB)および免疫沈降(IP)により検出するマウスモノクローナルIgG2a抗体です。抗アデノウイルス-7 C11 抗体 (1-N-14) は非結合体として利用可能であり、アデノウイルス-7 C11 の独特な特徴を標的にするように特別に設計されています。アデノウイルス-7 C11 はウイルスのライフサイクルにおいて重要な役割を果たしており、特に宿主細胞へのウイルスの付着と侵入を促進することで、感染の開始に不可欠な役割を果たしています。アデノウイルス7型が重症の呼吸器疾患と関連することが多いことから、特に、アデノウイルス7型C11の機能を理解することは、アデノウイルスによる感染症の予防や治療を目的とした治療戦略の開発に重要です。宿主細胞受容体とアデノウイルス7型C11の相互作用は病原性の鍵となる要因であり、アデノウイルス7型C11 (1-N-14) モノクローナル抗体を使用してこの相互作用を研究することで、ウイルスのメカニズムと抗ウイルス薬の潜在的な標的についての洞察が得られます。アデノウイルス分離株のすべてにおいて、Ad7分離株の割合は低く、人口における抗体保有率が高いことを踏まえると、アデノウイルス7 C11の研究は、アデノウイルス感染の動態と公衆衛生への影響を理解する上で不可欠です。
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Adenovirus-7 C11抗体(1-N-14) 参考文献:
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