Date published: 2025-9-9

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3,4,5,6-Tetra-O-acetyl-myo-inositol

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分子量:
348.30
分子式:
C14H20O10
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ミオ-イノシトールの誘導体である3,4,5,6-テトラ-O-アセチル-ミオ-イノシトールは、様々な生化学的・細胞学的プロセスにおいて重要な役割を担っており、研究現場で広く用いられている。ポリオールの一種であるミオイノシトールは、細胞内シグナル伝達に不可欠なイノシトールリン酸など、多くのシグナル伝達分子の前駆体として機能する。ミオ-イノシトールを複数の水酸基の位置でアセチル化すると、その安定性が増し、性質が変化するため、生化学的研究において貴重な存在となる。この化学物質は、イノシトールリン酸の合成や、細胞増殖、分化、アポトーシスなどの細胞プロセスにおけるその役割の研究に広く用いられている。研究者は3,4,5,6-テトラ-O-アセチル-ミオ-イノシトールを利用して、イノシトール誘導体の構造活性相関や、シグナル伝達経路に関与する酵素や受容体との相互作用を調べている。さらに、薬理学的応用が期待されるイノシトール誘導体を含む様々な生物活性化合物の合成のためのビルディングブロックとしても機能する。生化学研究におけるその汎用性は、細胞生理学におけるミオ-イノシトールおよびその誘導体の機能を解明し、様々な疾患状態において潜在的な意義を持つ新規化合物を開発するための貴重なツールとなっている。


3,4,5,6-Tetra-O-acetyl-myo-inositol 参考文献

  1. フェルロイル-ミオ-インシトール誘導体の合成とフォルボールエステル誘発スーパーオキシド生成およびEsptein-Barrウイルス活性化に対する阻害効果。  |  Hosoda, A., et al. 2002. Bioorg Med Chem. 10: 1855-63. PMID: 11937343
  2. いくつかのイノシトール誘導体のNMRおよびX線回折による研究  |  Salazar-Pereda, V., Martínez-Martínez, F. J., Contreras, R., & Flores-Parra, A. 1997. Journal of carbohydrate chemistry. 16(9): 1479-1507.

注文情報

製品名カタログ #単位価格数量お気に入り

3,4,5,6-Tetra-O-acetyl-myo-inositol, 250 mg

sc-216594
250 mg
$300.00