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ネトロプシン二塩酸塩はDNAの小溝に結合するリガンドであり、その結果、抗生物質や抗ウイルス剤としての性質を持つ可能性がある。DNA結合リガンドとして、ネトロプシンはdsDNAのATリッチ領域を強く好み、核酸への結合リガンドとして働くことが観察されている。ネトロプシンがdsDNAの特定の塩基配列に結合すると、DNAヘリカーゼ、トポ(トポイソメラーゼ)、エンドヌクレアーゼを阻害し、またこれらの領域での転写因子の結合を阻害する能力があることが報告されている。ネトロプシンは、電離放射線に曝されたプラスミドDNAの水溶液中で、放射線誘発損傷に対する放射線防護能力を持つ可能性が指摘されている。抗生物質として、ネトロプシンは非インターカレーション的にdsDNAに結合することが知られている。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
3-[3-(1,3-Benzodioxol-5-yl)-1-phenyl-1H-pyrazol-4-yl]propanoic acid, 500 mg | sc-310670 | 500 mg | $270.00 |