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ブテインは植物ポリフェノールの一種で、特異的なタンパク質チロシンキナーゼ阻害剤として作用する。ブテインは、EGF受容体のチロシンキナーゼ活性(IC50 = 65 muM)とp60c-srcのチロシンキナーゼ活性(IC50 = 65 muM)を強力に阻害する。阻害はATPに対しては競合的で、基質に対しては非競合的である。ブテインはまた、強力な抗酸化剤、抗炎症剤でもあり、グルタチオン還元酵素やラット肝臓のGST(グルタチオン-S-トランスフェラーゼ(IC50 = 9 muM))を阻害する作用があると考えられている。ブテインはサーチュインを活性化し、真核細胞の生存を促進することが報告されている。サーチュイン、SIRT1-4およびSIRT7は、ヒストン修飾に関連する脱アセチル化酵素である。ブテインはIKKを直接阻害し、PDE(c-AMP依存性PDE-IV)に対しても阻害作用を示すことが示唆されている。また、CYP19(アロマターゼ)阻害剤の可能性もある。
注文情報
| 製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
3-[(2,3-Dichlorophenoxy)methyl]-4-methoxybenzaldehyde, 500 mg | sc-312027 | 500 mg | $135.00 |